熊本大学     電力フロンティア講座                                   Frontier Technology for Electric Energy 本文へジャンプ
プログラム


電力フロンティア研究プログラム

 電力フロンティアの研究は、各グループにおいて着実に進展しています。電力系統フロンティア研究グループでは、「スマートグリッド」の研究の進展のため、電気二重層コンデンサを組み込んだ実験システムを構築し、知識工学を用いた高効率な自然エネルギーの利用について展開しています。大電力技術フロンティア研究グループでは、制御されたパルスパワーを生物に与えることによって、不活化はもとより逆に活性化することもでき、さらには、細胞内で起こる分子反応もある程度制御可能なことが分かってきました。電力応用フロンティア研究グループでは、レーザーやプラズマを用いた成膜技術を用い、太陽電池薄膜をはじめとする機能性薄膜やインジウムフリー透明電極薄膜の作製とその特性を独自に評価する手法の開発が進んでいます。

電力フロンティア教育プログラム
 
 今年の6月からセバスティアン先生に客員教員として赴任していただき、学部2年生対象の授業、及び環境・エネルギーに関連した研究の立ち上げをされています。熊本のみでなく、学生の教育と研究も大変楽しんでおられます。オープンキャンパスの際に電力フロンティア講座も参加し、高校生に電力フロンティアの楽しさを理解していただきました。毎年行っている高校生への電力フロンティア講座は今年で4年目と、回を重ねる毎に充実してきています。講演会として、「原子力発電、再処理の現状と原子力ルネサンス」を行い、原子力発電について考える機会となりました。

電力フロンティア国際拠点形成プログラム

電力フロンティア講座では、国際拠点を目指した活動を活発に行っています。海外10カ国から20名を越える外国人留学生を受入れ、電力システムへの知識工学の適用を大きな課題として教育研究指導を行っております。博士の学位を取得した多くの学生は、母国に戻って電力関係会社に就職したり、日本国内の関係企業に就職したりと、今後、電力・環境・エネルギー分野で日本と各国の橋渡しをしてくれるものと期待しております。今後も積極的に外国人留学生を受け入れる予定です。