熊本大学     電力フロンティア講座  九州電力寄附講座                                   Frontier Technology for Electrical Energy 本文へジャンプ
客員教員エッセイ





                          客員准教授
                     アデル エルバセット 博士
                        Dr. Adel A. Elbaset


 2009年4月、私の5カ月間にわたる熊本での生活がはじまりました。九州電力株式会社様の電力フロンティア寄附講座に教員としてお招きいただき、研究課題は「電力系統保護システムのインテリジェント化に関する研究」でした。熊本大学大学院では"Advanced Electric Power Frontier T"の講義を受け持ちました。また、共著で4誌の論文を書きました。日頃から学生たちは各々違う研究課題に取り組んでいますが、常に共同で問題解明に努めていたのは良い光景でした。熊本大学の檜山先生、インドネシア、スラバヤ工科大学のアディ先生と一緒に九州電力株式会社様の研究室を見学させていただいた事も、たいへん印象に残っています。

 この間、私は熊本大学国際交流会館に住みましたが、熊本はとても住みやすく、美しいところでした。空気はきれいで水もおいしく、水道水をそのまま飲むことができるのに驚き、また、食べ物では私の好きなスイカが熊本の特産品でした。阿蘇、熊本城、水前寺公園などにも行って、本当に豊かな歴史と独自の習慣も学ぶことができました。

 熊本滞在中は、熊本大学教職員の方々や研究室の学生たちをはじめ、皆さんからたいへん親切にしていただいて、本当に感謝申し上げます。特に、自然科学研究科長の檜山先生におかれましては、招聘前から滞在期間中にわたりずっとサポートしてくださいました。先生のご尽力なしには私の論文は書き得なかったでしょう。また、私の出身地であるエジプトのイスラム文化に対する先生の深いご理解のおかげで、居心地良く暮らすことができました。この先、熊本で過ごした日々をなつかしく思い出すことでしょう。そしていつの日かまた、熊本に戻ってきたいと思っています。私の日本行きに賛成してくれた家族に感謝しつつ・・・。


                 
                        2009年夏 阿蘇にて