熊本大学     電力フロンティア講座                                   Frontier Technology for Electric Energy 本文へジャンプ
客員教員エッセイ





                          客員教授
                     ハッサン・べウラニ 博士
                        Prof. Hassan Bevrani

 3年ぶりに家族とともに過ごした熊本での生活は充実したものでした。妻は様々なサークル活動に参加、二人の息子は近くの小学校へ通い、遠足、運動会、修学旅行など、日本の生活を満喫し、たくさんの友人を得ました。この小さな友情が将来にわたり日本とイランのかけ橋になるよう願います。

旅行が好きな私達家族は、時間を作っては九州中を車で回りました。阿蘇の温泉は毎週のこと、秋の鹿児島指宿砂蒸し温泉、冬の長崎ランタンフェスタ、春の大分別府地獄めぐりなど、四季折々の九州の自然や風物を楽しみ、美しい日本の風景に家族ともども感激したものです。

今回の滞在では客員教授として教鞭をとらせていただき、また、本や論文の執筆、学生の指導など、満足のいく仕事ができました。これも研究に打ち込める環境を与えてくださった寄附講座のおかげと、感謝申し上げます。中でも、訪問させていただいた苓北発電所や九州電力の研究室では、数多くのインスピレーションを得ることができ、私の研究の糧となりました。

この電力フロンティア講座で出会った学生のみなさんがより一層勉強に励まれて、近い将来、有能な人材として産業の世界、学問の世界で活躍されることと信じています。滞在中は熊本大学教職員の方をはじめ、多くの方々にお世話になり、感謝申し上げます。また熊本でお会いできる日を楽しみにしております。


熊本、阿蘇 島原行きのフェリーにて
次男ザナ君、カモメに餌
長崎ランタンフェスタ

熊本大学で弟ホセインさんと 長男ビナくん羽根つきに挑戦 大分別府地獄めぐり