JABEE

熊本大学工学部情報電気工学科 JABEE対応教育プログラム「電気電子工学コース」(電気工学・電子工学教育プログラム)

【お知らせ】

 本学科の前身である電気システム工学科のカリキュラム(技術者教育プログラム)は,多くの他大学に先駆けて,2002年度に日本技術者教育認定機構(JABEE)の審査を受け,同機構が定めた認定基準をすべて満たしているプログラムであることが認定されました。その後,2006年度に発足した情報電気電子工学科も受審し,「電気・電子・情報通信およびその関連分野」のプログラムとして認定を受けました。2015年度に認定継続審査を受け,この本学科の前身である情報電気電子工学科は,同年から6年間の認定を受けています。JABEEの認定はワシントン協定によって,米国のABET など世界の19地域(他に暫定加盟5地域)での国際的な技術者教育プログラムの認定と同等と見なされ,その教育の質が国際的に保証されています。2018年度に発足した本学科では,電気工学・電子工学の2つの教育プログラムを1つのコース(電気電子工学コース)として,JABEEの「電気・電子及び関連の工学分野」で2021年度認定継続審査(2022年に実施)を受け,2027年3月まで認定が継続されることになりました。

【重要なお知らせ】

 上記のJABEE認定教育プログラム「電気電子工学コース」は,2027年度に次回JABEE審査の年を迎えますが,教育プログラムの教育改善の体制(PDCAサイクル)が構築されたことにより,所期の目的は十分に達成されたと考えられますので,2027年度のJABEE審査を受けないことに致しました。したがいまして,2027年度以降の情報電気工学科「電気工学教育プログラム」「電子工学教育プログラム」の卒業生(2024年度以降の入学生全員)は,JABEE修了生とは認定されません。これにより,「情報工学教育プログラム」も含め,情報電気工学科の教育プログラムがJABEE認定プログラムから外れますが,これからも,本学科ではいっそう教育改善を図り,JABEEの審査を受けなくてもさまざまな外部評価に耐えられるよう注力し,教育・研究を充実していく所存です。

【学習・教育到達目標】

(A)多様な文化,社会や自然への理解を通して,持続可能で豊かな社会の実現を考えることができる。

(B)技術が社会や自然に与える影響と技術者としての社会に対する責任を理解し行動することができる。

(C)数学,自然科学などの基礎的素養と実践的な情報技術を身に付け,それらの知識を問題解決に活用できる。

(D)電気・電子工学とその関連する工学分野の専門知識を獲得し,これらを組み合わせた基盤技術を理解できる。

(E)解決すべき工学的課題とその制約が認識でき,知識を系統的に活用して制約を考慮した課題の解決策を立案することができる。

(F)課題解決のための行程を計画的に管理し,課題を解決することができる。

(G)チームワークの必要性を理解し,チーム内の各自の役割を判断し協働できる。

(H)他者の意見や知識などを考慮しながら,自分の考えを論理的に記述でき,また,口頭で伝えることができる。

(I)常に最新の技術に関心を持ち,専門知識を持続的に学習することができる。