情報工学教育プログラム研究②
映像メディア研究室
半自動楽器演奏支援システム
これまで全自動で楽器を演奏するロボット等が開発されていますが、私たちの研究グループでは、初心者がつまづきやすいギターやサックスの押弦やキーをロボットで自動で押さえて、弦を弾いたり息を吹き込むような演奏感の強い部分は人間が行う半自動楽器演奏システムを提案しています。これにより本当に楽器を演奏しているような感覚を得ることができ、楽器演奏の上達促進や満足感を得ることができます。複数の半自動楽器を使ったサックス四重奏などのアンサンブルも可能です。
上瀧研究室
フュージングインタラクション研究室
錯覚を利用した形状およびテクスチャなどの触覚情報提示システム
現在のタッチパネルなどのインタフェースには触覚によるフィードバックがあるものは多くありませんが、よりインタラクティブな情報入出力のためには触覚情報が不可欠です。そこで我々はバーチャルリアリティ技術を活用し、触覚における錯覚を用いて形状やテクスチャ情報を提示するデバイス開発など、さまざまな触覚インタフェースの双方向化を目指しています。
嵯峨研究室
ICT・数理科学研究室
テント写像によるカオス軌道の例
一次元非線形差分方程式 x(n+1) = f(x(n)) は単純な計算であるにも関わらず,カオスと呼ばれるランダムな数列 を生成できることが知られています。また,数学的理論に基づいて,その数列の統計的性質を意図的に変えることも可能です。当研究室では,カオスを乱数として応用する研究を行っています。乱数は,計算機シミュレーション,数値計算,通信用符号など,多くの分野で利用されており,カオスの特徴を活かしたブレイクスルーを目指しています。
常田研究室
音響信号処理研究室
スピーカアレイを用いた音場制御技術の研究
私たちの研究グループの取り組みの一つとして、スピーカアレイを用いた音場、すなわち空間的な音の分布の制御が挙げられます。所望の音場を物理的に再現するようにスピーカの駆動信号を最適化することで、従来のステレオ/サラウンドシステムよりも複雑な音場の制御が可能になります。この技術の発展及び実装によって、例えば音を特定の受聴エリアにだけ集中させる音響システムのような、これまでにない音響システムの実現を目指しています。
植野研究室